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公定歩合などの政策金利の変更は、市場動向をどう読みどう表現するか、今度は金利予測に焦点をあててALMを考えてみたい。
公定歩合、短期市場金利、長期金利(=債券利回り)、為替相場などの先行きについて、銀行内で基本的な考え方を整理しておくことは極めて重要である。 しかし、いくら論理性に裏打ちされているといっても、あくまで予測は不確実である。

この項では金利為替を具体的にどう予測するか、予測をどう使うかについて簡単にみていこう。 金利予測の重要性とその使い方その根底に中央銀行の景気判断があり、それに諸々の要因を勘案して総合的に判断される。
これに対して市場金利は需給や思惑といった要因が加わるので変動が激しく、その時々の微妙な相場の「あや」もあるので予測は容易ではないが、結局トレンドをみれば政策金利の動きに従う。 こうしたことから都銀では、経済調査部門が金利予測の原案を作成していることが多い。
金利予測のポイントは、政策金利の変更と市場金利の反転のタイミングである。 後者については、例えば譲渡性預金3カ月物金利の翌年の3月、6月、9月の予想平均値を、それぞれ2.0、1.7、1.5%と予測したとしよう。
ALM上の解釈は「先行き緩やかに金利低下が見込まれるので短期調達に重点を置く」ということになる。 しかし仮にこの平均の数字が的中していたとしても、どの程度の振れがあったかによって意味は変わってくる。
極端な場合を想定すれば、6月に入り金利反転見通しが強まり、上旬にいったん2.2%まで上昇したが、その後政策当局の金利低下シグナルを受けて月末頃には1.4%まで急低下、今度は逆に牽制が入ってもとのトレンドに戻ったということもありうる。 結果的に平均をとれば6月の金利が当初予測の1.7%に収まっても、この間の金利の動き、つまり3月から6月上旬にかけて上昇、6月中低下、6月末から9月にかけて再上昇という動きをこの予測では表現していない。
しかし景気分析に基づいて金利のトレンドを予測したという意味では満点である。

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